➀お墓を知ろう

富山で一般的な和型の墓石は5段の積み上げ構成になっています。

上から【棹石】→【蓮華】→【角台】→【中台】→【蓋石】→【納骨堂】となっています。また、アイテムとして【香炉】【花立】【参道】【法名板】【墓前灯篭】【外枠】などがあります。富山で一般的な作りは、下部に扉を設けた納骨棺がある構造のお墓です。いずれにしても防水・耐震・水はけ・防虫などを考慮しながら設計施工していくことになります。石という素材自体はかなり強いものですが、それでも50~100年といわれています。その中でも墓石に良く用いられる御影石などの耐久性は非常に高いものです。そこに最近では光触媒・ガラスコーティングの技術なども取り入れられていますので、定期的なお手入れさえしていれば半永久的に持つものでもあります。

➁お墓の種類

少し前まではほとんど和形のお墓がほとんどでしたが、最近ではヨコ型があったり、もっと故人の思いをカタチにするデザイン墓石も一般的になってきました。中には車・楽器などの故人の大好きだったカタチにする方、文字入れひとつにしても一般的な「南無阿弥陀仏」などから「ありがとう」や「しあわせ」などの文字を刻まれる方もいらっしゃいます。当社では、そのご家庭にあった墓石をご提案しております。

伝統的な墓石にはデザイン墓に無い安心感があったり、逆にデザイン墓石には和型墓石には無いアーティスティックな趣が心を躍らせます。

➂原石の決定

まずはお墓の石種を決めましょう。もちろん石材としてはたくさんの種類があります「白御影石」「大島石」「654」「真壁小目石」「SG-2」「インド銀河」「本小松石」「G603」ちょっと挙げるだけでも、聞きなれない名前が多いかと思います。膨大な石種の中でも墓石に適したものをカタログなどにてお客様のご要望(色合い・耐久性・メンテナンス性)をお聞きし、その中からピックアップしお見せいたします。

もちろんご予算との兼ね合い、納期などもすべて加味してアドバイスいたします。また、当社がお勧めするにあたり長年の感だけでお勧めはしておりません。日本石材産業協会が解析調査した「圧縮強度」「吸水率」「見かけ比重」なども考慮し、それぞれのお客様に一番合った石材をお勧めしております。

➃CADによる設計

ヒアリングで得た【立地条件】【ご意向】【ご予算】を加味しながら最新CADシステムにて、具体的に外柵や石碑の形などを決めていきます。石のデザイン・加工方法など専任のスタッフとご相談いただき、パソコンで作成した最新のCAD(キャド)図面でお客さまにもご確認いただきながら打合せを進め、ご予算などを含めて正式御見積をご提示させて頂きます。お見積提示後に当社から追加事項などをご請求する事はありませんので、ご安心ください。

すべての事柄に対して、ご納得・ご了承いただいた後、ご契約書に必要記載事項をご記入いただきます。

➄工業加工

しっかりとCAD図面からパーツを提携工場で選び抜いた石材をピックアップし加工していきます。加工作業に入ってからデザインや寸法などの変更などがありましたら、加工の進み具合や当社の変更許容範囲であれば出来るだけ、ご要望を受けるようにはしておりますが、場合によりましては別途料金が発生する場合があります。またその場合、お伝えした納期と異なる事もございますので、上記ふまえ予めご了承くださいませ。

➅現場施工

いよいよ、現地で各パーツを墓地まで輸送し、ユニック車などで設置場所の近くまで横付けします。土地によってはユニック車が入らないようなところもあります。そんなときは大型のクレーン車を使ったり、逆に小型の輸送機でお墓近くまでパーツを運び、組み立て作業を行います。たんに組み立て作業といっても微調整を行いながらの作業になります。正直、素人さんには1cm程度のズレは分からないと思いますが、当社では誤差1mm単位を目標にしておりますので、これぞ匠の技の見せどころでもあります。

 

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